【応用化学科 対象】
【応用バイオ学科 対象】
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プログラム概要ビタミンAは、世界の3大欠乏症の1つです。ビタミンAは細胞の分裂や成長、免疫に深く関わっており、体の機能維持に必須の栄養素です。このビタミンA不足と栄養飢餓により、世界では子供を含め年間500万人の命が奪われています。この問題を納豆菌と遺伝子工学技術を使って解決しようとする活動がこの「ねばーるプロジェクト」です。納豆は完全栄養食品ですが、ビタミンAは含まれません。納豆菌はビタミンAを合成できないからです。そこで、栄養価が極めて高い納豆および納豆菌と食品微生物であるユーグレナ(ミドリムシ)のビタミンA合成能を合わせて、ビタミンA入り納豆の創製に挑戦します。ユーグレナのビタミンA遺伝子群を取得して、納豆菌に導入することで、納豆菌にビタミンAを作らせるものです。納豆の原料である大豆はやせた土地でも栽培可能で、納豆製造工程も簡単であることから、高い栄養とビタミンAを安価に同時に手軽に得ることができます。しかし、ユーグレナは真核生物であるため、原核生物の納豆菌中で、多くのビタミンA合成遺伝子を機能させてビタミンAをつくらせるには、数々の技術を開発する必要があります。納豆菌の培養技術や遺伝子工学技術を人類に役立てるプロジェクトです。 |
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学生へのメッセージ日本には、1000年以上も前からの発酵食品として、納豆をはじめとした栄養価の高い食品があります。世界に目を向けると、十分な栄養も取れずに生活をしている人々が数多くいます。特に、栄養やビタミンA不足は、栄養失調や免疫力低下による感染症発症をはじめ、妊婦から子供までの人達に大きな悪影響を与えています。これらの人達のために、日本の納豆と先端技術の遺伝子工学を組み合わせ、ビタミンAを含む納豆を創製し、問題解決を行うものです。日本も世界の中の一員です。世界の問題に目向け、一緒にこのプロジェクトを成し遂げよう。 |
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プログラム概要応用化学科のバイオ?化学基礎実験演習および応用化学専門実験演習における各実験の操作や原理を、わかりやすく説明する動画教材を制作する。また、各研究室での研究内容をビジュアルに紹介する動画の制作も目指す。動画教材の制作過程で、プログラム参加者は実験操作や原理を理解することができる。一方、動画教材は化学実験のアクティブラーニングに一般の学生が有効に利用できる。本プログラムは初めての試みになるため、まずプログラム担当教員が行っている応用化学科の生物系実験に関する実験操作を対象に制作する。 |
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学生へのメッセージ応用化学科の学生実験用の教材になる動画を制作します。この活動の中で、実験操作や化学の基礎知識の修得はもちろん、教える立場と教わる立場の視点の違いや効果的な映像や音声の使い方などを議論しながら、メンバーで動画を作り上げていくことが要求されます。実験が好きな人や映像に興味がある人、トライアンドエラーを楽しめる人など、積極的に参加してください。 |
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プログラム概要本プロジェクトの目的は、本学の学生が郷土の偉人である高峰譲吉博士の行ったバイオテクノロジーの研究を理解し、地場産業の一つである発酵産業につい |