教育?研究
Faculty Department
研究所の構成と概要
附置研究所
やつかほリサーチキャンパス
人間情報システム研究所
人間情報システム研究所は、情報システムとしての人間の特性を明らかにして健全な心身のあり方を追及するとともに、それに見合ったテクノロジーや社会環境の実現を目指した提言を行う。従来の機械システムが、私たち人間の生活に多くの便益を与えた一方で、しばしばユーザーとの摩擦を起こしている。この摩擦を減らすには、変動する環境のなかでユーザーである人間の生理と意図を理解し、それらにかなった機能をリアルタイムに自ら創り出すことのできる機械システムの設計原理を創出することが必要となる。
当研究所では、このような目標のもとに、分子/細胞レベルから個体レベルの研究を行い、細胞への機械刺激や神経細胞への栄養因子/機能阻害物質の作用とその仕組みを調べて、皮膚、筋肉や脳の働きを物理化学的に解明することで、健康な心身とは何かを追及し、それを実現するテクノロジーを開発する。またこれらの研究を発展させて、人間と共創できる機械システムの設計を行う。

-
生体一分子の操作と一分子の計測を行う装置。倒立顕微鏡には光ピンセット装置が装着されていて生体一分子の操作を行う。また全反射型の近接場光顕微鏡装置が装着されていてるので一分子の観察と計測ができる。

-
海馬由来興奮性神経細胞の単一シナプス可視化培養。ラット胎児脳から調整した海馬神経細胞を3週間培養。シナプス後部スパインの染色マーカー(黄色)神経細胞マーカー(ピンク)で標識している。単一シナプスの分子メカニズムの解析が可能であり創薬研究に応用できる。
先端電子技術応用研究所
先端電子技術応用研究所は、次代を担う電子工学である超伝導エレクトロニクスの分野で、脳磁計測システムの開発にあたる。それを基点に、計測技術、制御技術、通信技術などを総合的かつ具体的に実現し、システム要素に関する技術開発を重視した研究活動を推進する。
扇が丘キャンパス
光電相互変換デバイスシステム研究開発センター
光電相互変換デバイスシステム研究開発センターは、新しい光電相互変換デバイスシステムの開発と、そのために必要な材料?デバイスシステムを有機的かつシステマチックに研究を行なう。「酸化物半導体の価電子制御と高伝導率化、及びデバイスへの応用」と「次世代電子ディスプレイシステムの開発」、この2つのプロジェクトを推進することによって、新しいタイプの情報通信システム(情報技術:IT)のシーズを創出?発信する。

-
アークプラズマ成膜システム。

-
新しい方法による3Dディスプレイ。LEDをつけた基板を高速で回転させて立体画像を表示。

-
ヘリコンスパッタ成膜システム。
扇が丘キャンパス
心理科学研究所
心理科学研究所は、主に臨床心理、実験心理に関連する知識と技能の集積を図り、人の「こころ」ケアーマネジメントと情動情報に密接な関係を持つ「脳科学の心理臨床学的な現象解明」を研究する。今後の情報科学の進展を視野に、心理学、認知科学、行動科学、精神医学を複合的に捉え、実証的な実験心理、臨床心理の構築に貢献する。
やつかほリサーチキャンパス
ゲノム生物工学研究所
ゲノム生物工学研究所は、麹菌を中心とした微生物の機能ゲノム?タンパク質解析とバイオプロセスへの応用、および創傷治癒、再生医療に必須の人工骨格基材や人工細胞外マトリックスの設計とナノ加工技術の開発を中心にした研究を展開し、生物機能を利用した新しい技術を育て、医療産業、食品産業、環境産業などに役立てていく。
