カリキュラムガイド 一覧
[3] 大学院のカリキュラム
工学研究科 > ビジネスアーキテクト専攻
教育目標
下記分野についてデータ収集?解析?仮説立案、実証研究を通して、経営システムおよび経営戦略を検討?立案でき、柔軟な発想を持ち、経営の知識があり、国際的に活躍することができる。
- 市場動向を分析し、マーケティング戦略を立案することができる。
- ファイナンス分野の研究を進めることにより、企業の利益計画を策定することができる。
- IT技術をビジネスに活用し、Webシステムを活用したビジネスモデルを設計することができる。
- 国際的なサプライチェーンを理解し、顧客価値の最大化とコスト最小化のためのサプライチェーンマネジメントシステムを企画?設計?運用管理することができる。
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博士前期課程(修士課程)
専修科目 科目概要
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マーケティング研究
商品やサービスが豊富な市場において、企業が成長していくためには、市場(顧客)が何を必要とし、何を求めているかを的確に把握することが重要になる。市場の情報は、ネット情報などIT使用により多量の情報を得ることができる。得られた情報の中から非常に重要な情報を見つけ出す手法としてデータマイニングがある。各種統計データから重要な情報を導き出し、市場を動かす戦略を立案することが経営戦略として重要になる。研究を通して、ターゲット顧客の選定、競合他社の分析データを基にした優位性確保のための自社のポジショニング、市場提供商品?サービスの設定などそれを実施するための組織形態やサプライチェーンの在り方まで検討することが必要になる。マーケティング分野の研究を通して、経営戦略上必要なマーケティング戦略立案能力を身につける。
目標●1. マーケティング全般の基礎および応用知識を身につけることができる。2. プロジェクトデザインアプローチに基づいた研究活動を行うことができる。3. 国内外を問わず専門情報を収集できる。4. 邦文?英文に限らず研究論文を理解することができる。5. 研究成果を専門学会などにおいて発表し意見交換できる。6. 研究成果を論文の形でまとめることができ、その内容について説明できる。7. 高度技術者として十分な自覚を持つことができる。 -
ファイナンス研究
国際的金融動向により、国際経済が大きく変化し、企業は直接および間接的に大きな影響を受けている。企業が継続して存続していくためには、金融の国際的動向を分析?把握することが必要になる。ファイナンス分野では金融動向以外に、企業の財務状況を的確に分析?評価し、企業が存続するための利益計画を立案することも重要になる。一般的には固定費、変動費、売上高から損益分岐点を把握し、将来に向けた利益計画を基に事業展開が進められている。利益計画の策定は業界によりかなり異なり、同業種であっても戦略の違いにより内容が異なっている。
目標●1. ファイナンス全般の基礎および応用知識を身につけることができる。2. プロジェクトデザインアプローチに基づいた研究活動を行うことができる。3. 国内外を問わず専門情報を収集できる。4. 邦文?英文に限らず研究論文を理解することができる。5. 研究成果を専門学会などにおいて発表し意見交換できる。6. 研究成果を論文の形でまとめることができ、その内容について説明できる。7. 高度技術者として十分な自覚を持つことができる。 -
ネットビジネス研究
IT とネットワーク(ICT)が融合して様々な形で日常の生活の中に浸透しつつある状況において、情報のネットワークを用いたビジネスはますます発展していくことが予想される。Google、楽天、Yahoo、Amazon に代表されるネットビジネスはもとより、あらゆる企業においてもネット環境を利用したビジネス化が増大している。本研究では、経営戦略面と ITC 戦略面の両面から、ネットビジネスの成功要因の分析をとおして、ネット環境を活用した新たなビジネスモデルを提案していくための取り組みを行っていく。
目標●:1. ネットビジネス全般の基礎および応用知識を身につけることができる。2. プロジェクトデザインアプローチに基づいた研究活動を行うことができる。3. 国内外を問わず専門情報を収集できる。4. 邦文?英文に限らず研究論文を理解することができる。5. 研究成果を専門学会などにおいて発表し意見交換できる。6. 研究成果を論文の形でまとめることができ、その内容について説明できる。7. 高度技術者として十分な自覚を持つことができる。 -
サプライチェーンマネジメント研究
現状のビジネス環境はグローバルであり、各国の企業、各分野の企業が協力して製品?サービスが提供されている。顧客が欲しいよい品質のものを、より安く、タイムリーに市場へ提供することが企業に求められている。企業としてこの仕組みを適切に機能させるためにはサプライチェーンマネジメントを的確に行っているかが企業存続の要になっている。国際的動向を把握?分析することにより、サプライチェーンマネジメント能力を身につけることが本研究の狙いである。
目標●1. サプライチェーンマネジメント全般の基礎および応用知識を身につけることができる。2. プロジェクトデザインアプローチに基づいた研究活動を行うことができる。3. 国内外を問わず専門情報を収集できる。4. 邦文?英文に限らず研究論文を理解することができる。5. 研究成果を専門学会などにおいて発表し意見交換できる。6. 研究成果を論文の形でまとめることができ、その内容について説明できる。7. 高度技術者として十分な自覚を持つことができる。
関係科目 科目概要
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データマイニング特論
データマイニングとは、統計学、パターン認識、人工知能などのデータ解析の技法を大量のデータに網羅的に適用することで知識を取り出す技術を総称したものであり、頻出パターン抽出、相関ルール抽出、クラス分類、回帰分析、クラスタリングなどに分類される。本講義ではデータ記述言語Rを用いたデータマイニングの各種手法のついての基本的な事項を理解するとともに、演習を行うことによって、実事例に適用できる知識と能力を修得する。
目標●1. 重回帰分析?数量化理論 I 類による分析と予測ができる。2. 相関分析?クラスター分析などマーケティングに適用できるデータ解析ができる。3. 人工ニューラルネットワーク?サポートベクターマシンなどによる分類?分析?予測ができる。4. 各自の目的に応じて、大量のデータを適切に分析できる。 -
経済学特論
経済をマクロ的視点から捉えて、民所得統計と産業関連表、国民所得決定理論、流動性選好理論、IS - LM分析、DD - SS分析、国際経済、金融経済などの基礎理論を学ぶ。当科目によって、経済をマクロ的視点から捉える基礎理論を理解し、現実の経済現象を理論的に把握する能力を修得することができる。
目標●1. 経済をマクロ的視点から説明することができる。2. 経済学で使用する用語を説明することができる。3. 各種経済指標の数値の意味を説明することができる。4. 経済理論に関する理解に基づき、現在の日本経済の状況を説明することができる。5. 現在のわが国の経済状況と個々の企業活動との関連性を説明することができる。 -
品質マネジメント特論
企業経営とは、提供する製品/サービスが、顧客あるいはステークホルダーに継続して受け入れられ、継続して収益を上げる活動のことである。そためには、提供する製品/サービスを生み出す企画?開発?設計?評価?生産準備?製造のみならず、広告?宣伝?物流?販売?アフターサービスなど関係全部門が顧客第一、品質第一に軸足を置いた活動、つまりTQMが大切である。本科目では、TQMの考え方やマネジメントの諸手法を学ぶことを目的としている。
目標●1.企業経営におけるクォリティマネジメントの重要性を認識し、記述できる。2.顧客満足の概念を理解でき、その向上について考えることができる。3.製品やサービスの品質を品質特性として認識し、記述できる。4.QC手法(QC7つ道具、新QC7つ道具、抜取検査法、管理図、信頼性手法)の用途や内容を認識し、記述できる。5.品質問題解決のために、QC手法の利用方法を理解し、活用できる。 -
地理情報科学特論
本授業は社会に多量に蓄積される空間データを活用して分析する地理情報科学の理論と実践を学ぶとともに、実際に社会の問題を空間的に分析し、社会問題の本質を分析する手技を得ることを目指す。本目的を達成するために、地理学及び情報学を基盤にした地理情報科学について座学で理解を深め、地理情報システムについて最新の情報を取得する。またQGISを用いて社会に蓄積された既存の空間データを整理?地図化し、社会に貢献できる情報を空間的に見える化する手技を学ぶ。
目標●1. 地理情報システムについて理解し、説明する。2. 地理情報システムで用いるデータの特長を理解し、取得?整理ができる。3. 地理情報システムを用いて空間データを加工し、社会の課題を第三者に伝えることができる。4. 他者とコミュニケーションをとり、協力して学ぶことができる。
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企業財務特論
財務会計、ファイナンスの要点について、特に現実のビジネス活動との対応づけを重視しつつ学習する。財務会計領域では、財務三表を読み基本的な財務分析や財務モデリングの手法を学ぶ。ファイナンスの領域においては、企業価値評価手法、株主価値経営の基礎を理解する。さらに、管理会計についても伝統的原価計算とABC(Activity Based Costing)/ABM(Activity Based Management)の比較、スループット会計などを概観して経営判断に会計手法を活用するアプローチを学び修得する。
目標●:1. 企業経営における財務の役割や重要性を理解できる。2. 企業財務と会計情報の関係を理解できる。3. 財務分析や財務モデリング手法を理解できる。4. 企業価値評価法、株主価値経営の基礎を理解できる。5. 伝統的原価計算、ABC、ABM、スループット会計について学ぶことにより、経営判断に会計手